おしゃれな人生

障害年金のアレコレをこなしに年金事務所へバスで行き、よくわからない説明を受けよくわからない書類を山ほどもらった後、バスで商店街へ寄り道した。

よく行く(と言っても最近はコロナでめっきりだったが)喫茶店へ行くと4/1より禁煙となっていた。ママに久しぶりと言われ、禁煙になっちゃったかーと言うとそうなの。いい?と申し訳なさそうに言われたので今日はママに会いに来たと言った。

その喫茶店ではアイスコーヒーを飲みながらさくらももこの自伝を読んだ。ママに彼氏とはどう?と聞かれたので仲良し!3ヶ月経った(ピース)と言った。とてもいい時間だった。

 

その後、これまたいつも行く喫煙所へ行くと今度はメチャクチャおしゃれなおばあさんと出会う!!(ここからが本題)

そのおばあさんと目が合ったのでニコッと返すと、いくつ?ときかれハタチですと答えると若いねえーかわいいし。と言われ、私も嬉しくてすごくおしゃれですねとかなんとか返し、なんとなく仲良くなり、タバコもそこそこにそのおばあさんからお茶に誘われた!!!!

近くの高級な喫茶店(一度入ったことがあるが、ジュースだけで700.800円ちかくした。)に連れて行ってもらった。すると今度はそこのマスターがとてもいい人で、3人で世代が全く違うというのに話に華を咲かせた。

運は巡る、良いことと悪いことは順番こ、人からもらった恩はまた別の人に返せばよい、などの話をした。おばあさんはよく笑ったり冗談を言うタイプだが決して下品でなく、すごく話しやすかった。

私はそのおばあさんのことがたったの数十分で大大大好きになってしまい、連絡先を交換したいともらすと断られ、そのうちまた会えるわよ。と言われた。

このおばあさんにいただいたご恩は、私がこのおばあさんと同じくらいの歳になっても、いや死ぬまで忘れないだろうと思った。そんな大したエピソードでもないが、本気でそう思う。

私は絶対このおばあさんにまた会いたい。私が本当にやりたいことの話も、聞かせてしまったからには成し遂げるしかない。次また偶然会うときは、胸を張って会えるように頑張りたい。そう思った。

 

店を出て、マスターが実はこのおばあさんの写真を撮りためているから是非一緒に!と言うので、ノリノリでふたりでピースして写った!そしてその後、おばあさんへの好きが溢れて、ハグまでしてしまった。私は私の、こういう愛に溢れたところがお気に入りなのだが、おばあさんに対しては、私が彼女からいただいた愛の方が大きかったような気がした。

おばあさんはその後、どっちへ行くの?と聞いて、私が真っ直ぐです。家に帰りますと言うと途中までついてきてくれて、ちょうどアーケードの終わるところで私こっちだから、と言われて別れた。本当に身のこなしも、発する言葉も、気遣いの仕方もかろやかで颯爽とした方だった。

また、会えるかなあ…

 

たくさん徳を積んで、あんな素敵な人になりたいと思う。そして、自分の本当にやりたいことを彼女のようにやってやりたいと人生に思うのだった。